病院で英語対応が求められるシーンや事例

病院では、さまざまなシーンで英語でのコミュニケーションが必要になってきます。
外国人の場合、その病院を初めて受診する初診の患者さんであるケースが少なくありません。
申込用紙の記入方法を教えたり、健康保険の加入状況を確認したりする際には、英語でコミュニケーションをしなければならないかもしれません。
例えば、申込用紙を書いてもらうときには「Could you please fill out the registration form for outpatient?(こちらの申込用紙に記入をしていただけますか)」と英語で言えると、コミュニケーションがスムーズです。

診療科の窓口などで問診票を記入してもらう場合は、「registration form for outpatient(申込用紙)」の部分を「medical questionnaire(問診票)」に変えて伝えれば、同じ要領で記入の依頼ができます。
診察まで待ち時間があるときは、「Please wait in the waiting room(待合室でお待ちください)」と言って待合室を案内しましょう。
外国人患者受け入れ医療機関の認証を受けている病院は、外国人の受診者が多い傾向があります。このような病院で働く看護師や医療事務のスタッフは、日頃から日常英会話を身につけておいたほうが仕事が円滑にできる可能性があるでしょう。

総合病院などは、受付時間が午前中のみになっているケースも多いです。
受付時間外に外国人が受診を希望したときには、緊急ではないことを確認したうえで、「The clinic is only open for outpatients in the morning(外来診療の受付は午前中のみです)」と伝えて再受診を促す必要があります。
急を要する症状の場合は、救急救命室(ER)に案内するなどの方法で臨機応変に対応しましょう。